掲載日 : [2018-03-16] 照会数 : 10206
<訃報>韓禄春常任顧問 永眠
民団中央本部・大阪本部の韓禄春常任顧問が宿患のため1月13日に死去した。享年95歳。通夜、葬儀は家族で営まれた。
故人は江原道高城郡出身。04年7月には、春川市にある国立江原大学の名誉哲学博士学位を海外同胞として初めて授与された。故郷の江原道をはじめ、本国への多大な支援、功績が高く評価されたもの。
99年9月に観光を主テーマにしたエキスポでは韓国初の江原国際観光博覧会に多大な貢献を果たし、江原道名誉道民に選ばれた。本国に対してはソウル五輪やソウル体育館建設への募金、また江原道奨学金の設立などにも尽力した。そのほか、日本では駐大阪総領事館建設や大阪花博などへ積極的な支援を行ってきた。
解放後の混乱期から愛国・愛族心で祖国の発展と在日同胞社会の安定と繁栄、民団組織の強化のために一生を捧げたことが高く評価され、68年に冬柏章、71年に無窮花章、75年に大統領表彰を受章している。
(2018.3.16 民団新聞)