掲載日 : [2018-03-16] 照会数 : 10515
「民団70年史」発刊…足跡・記録887ページの大冊
[ 「民団70年史」発刊 ]
創団70年の民団の歴史をまとめた書籍『民団70年史』(発行人=呉公太編纂委員長)が発刊された。B5版887ページ。
第1篇「民団70年の足跡」は、序章で民団創団の理由と民団の役割、運動目標を明確にしている。第1章には1910年から始まった在日同胞社会の形成、第2章で祖国解放と在日社会、第3章で民団の創団を扱い、それ以降は民団が設立した民族金融機関や韓日国交正常化当時の民団の立場について言及した。
また、法的地位確立や外国人登録法改正要求闘争などに見る人権擁護運動、ソウル五輪支援事業、最近のヘイトスピーチ根絶運動と慰安婦問題「韓日合意」、創団70周年記念事業までを26章に区分して編集している。
第2篇「民団70年の各種事業と運動の記録」では、在日学徒義勇軍が参戦した6・25韓国戦争をはじめ、朝鮮総連傘下同胞を対象にした墓参団事業、地方参政権獲得運動、W杯韓日共同開催などにスポットを当てた。
第3篇の「民団70年の組織防衛・反共闘争の記録」では、朝鮮人連盟や朝鮮総連との闘争の歴史、総連の思惑で和合が画策された「5・17事態」も記録に残した。
このほかに資料編として、民団の第1次宣言から第7次宣言や各種統計、地方本部の沿革と現況が掲載されている。関東大震災や日本人拉致問題、北送事業など、歴史の事実をわかりやすく14本のコラムに。巻末には民団・在日同胞社会と韓国・日本などの歴史が年表で収められている。
問い合わせは民団新聞の哲恩副局長(03・3454・4612)。
(2018.3.16 民団新聞)