掲載日 : [2018-08-29] 照会数 : 6053
幹部力量向上めざす…民団山梨「指導者セミナー」
[ 民団の役割について講義する徐元喆事務総長(左) ]
【山梨】第2回民団山梨指導者セミナーが26、27日の両日、石和温泉のホテルで開催された。同本部(李正炯団長)が主催し、在外同胞財団が後援した。
李団長は幹部30人を前に、「幹部としての資質を向上させるとともに団員との交流で組織を活性化しよう」と開会辞を述べた。
共同通信の平井久志元ソウル支局長が「南北・米朝首脳会談後の韓半島」をテーマに時局講演。「史上初の米朝会談が開かれた事実は評価するが、米国などは韓半島の『非核化』を入口としてとらえているのに対し、北韓は出口ととらえている」と認識の差異を指摘した。さらに「核と経済の並進路線から経済のみに路線転換したことや、トランプ政権在任中に体制保障されなければ生きられないことから、北韓が核開発に戻ることはない」と述べた。
中央本部の徐元喆事務総長は「創団から70余年の歴史の中で、民団は時代のニーズに合った宣言・綱領を世に問うてきた。今後も在日の生活と権利、韓日友好、自由民主主義の韓国を守る」と力説した。民団新聞の裵哲恩副局長は「外国人登録法改正運動で日本の人権状況向上に一石を投じたが、私たち外国籍地域住民を排除するヘイトスピーチが横行している。在日の主体性を守るために同胞を結集し、根絶運動をしなければならない」と訴えた。
(2018.08.29 民団新聞)