掲載日 : [2004-02-04] 照会数 : 4361
阪神大震災・長田で合同慰霊祭 在日・韓国からも参列(04.02.04)
【兵庫】阪神大震災から9年。1月17日に開かれた復興住宅「フレール長田」集会所の合同慰霊祭に、コリアボランティア協会(康秀峰代表)と来日した韓国の学生たちが参加した。
同協会と姉妹縁組をしている韓国京畿道安山市の安山工科大学社会福祉課の学生ほか、同市の青少年養護施設「明暉園」内にある身障者特殊中・高等学校の明恵学校の学生たちやソウルのカトリック大学の学生を含む計18人が13日から5日間、同協会を訪問した。今年で4回目の来日。
明恵学校の学生たちは初めての来日で、慰霊祭前日には神戸市の「しあわせの村」総合施設を訪問しては、福祉機器について視察、「日本の優れた機器に驚いた」と話し、丁寧に見入っていた。被災地活動のリーダーで同協会代表代理の鄭炳熏さんによると、同協会では、復興住宅に住むお年寄りを対象に月に2、3回(金・日)食材を運んで一緒に食事をしては生活相談を受けるなど、身辺の世話を続けているという。
日ごろから福祉を通じて交流がある大阪教育大付属天王寺中学校から、生徒たちがクラブ活動で修理した車イス4台を受けて同福祉課の学生たちに寄贈した。
鄭さんは「これからも交流を続け、お互いのいいところを学んでいきたい」としている。同協会へのカンパは郵便振替00920―6―29408「コリアボランティア協会」へ。
(2004.2.4 民団新聞)