掲載日 : [2018-10-10] 照会数 : 5750
韓国の伝統と文化発信… 「京都Kフェスタ」通信使行列も再現
[ 正使役の呉泰奎総領事(左)と京都所司代に扮した仲尾宏京都造形芸術大学客員教授による「国書」交換の儀 ] [ 韓国の伝統遊戯、「ユンノリ」を楽しむ参加者 ]
【京都】民団京都本部(金政弘団長)の「京都コリアフェスティバル」(実行委員長=孔信根副団長)が9月16日、京都市国際交流会館で行われ、約4000人でにぎわった。
フェステイバルを盛り上げた立役者は「朝鮮通信使」の再現行列(共催・京都日韓親善協会、公益財団法人京都市国際交流協会、対馬市朝鮮通信使行列振興会)。白頭学院建国伝統芸術部卒業生によるプンムル隊が先導し、会館正面から近くの平安神宮までの往復約2㌔を練り歩いた。
行列には婦人会京都本部(金和子会長)と京都平安女学院の学生が鮮やかなチマ・チョゴリで加わり、笑顔を振りまいた。最後尾には民団舞鶴支部(金英王支団長)のサムルノリ隊がついた。
「国書」交換のセレモニーでは、正使に扮した呉泰奎駐大阪総領事と京都所司代役の仲尾宏京都造形芸術大学客員教授が韓国と日本の平和・友好・親善を誓い合った。
広場には仮設ステージが設けられ、K‐POPカバーダンスなどが繰り広げられた。京都韓国教育院(姜星鎭院長)が準備した伝統遊びコーナーではオリニたちが夢中になっていた。屋内では「日韓伝統文化絆の会」(尹道心支部長)が韓国茶道の体験コーナーを設けた。
参加者は「韓国茶道体験が興味深かった」「伝統遊びコーナーはとても楽しかった。また、子どもと一緒に来たい」「朝鮮通信使行列が感動的でした」などと感想を語った。
(2018.10.10 民団新聞)