掲載日 : [2018-10-11] 照会数 : 5563
高齢・障害同胞や母子家庭に慰問品…民団愛媛
[ 「民団の皆さんとの会話が何よりも元気の源」と語る金さん ]
【愛媛】民団愛媛本部は今年も手助けが必要なとしている脆弱同胞を調査し、対象同胞を戸別訪問し支援品を贈った。この活動は「弱い立場の団員さんのために民団が力になりたい」と4年前、梁一國前執行部時に方針を決め、継続して実施している。
今年は高齢同胞、障害者対象に加え、母子、父子家庭にも支援を広げた。高齢者は家族と同居が多数で、老老介護という現実で世話をしている家族へのサポートも考慮し、商品券を贈った。
民団愛媛から「大変でしょうが、無理せず頑張ってください。民団はいつも皆さんを応援しています」と声をかけると、家族から「親だから面倒を見るのは当然。でも、民団の皆さんから、暖かい言葉をかけていただいた上に支援品まで頂き嬉しいくて言葉にできない」と声をつまらせていた。
また、一人暮らしの金さん(92歳=写真)は「毎年、民団から支援を頂きありがたい。この商品券で養命酒とシャツを買いたい」と笑顔を見せた。
金さんは数年前に配偶者に先立たれ、現在は独居老人。84歳まで、自身の生活費から「民団の為に」と、遅れる事なく団費を納入し続けてくれた。
民団愛媛では毎年、金さんを慰問しているが、役員らは金さんの元気な姿を見るのが楽しみにしている。戦前の貴重な体験談を豊富に聞くことが出来るからだ。
また、障害者施設に入所している同胞と介護している家族にも支援品を贈った。1歳の子と暮らす母子家庭に商品券を贈ると「子どものオムツを購入します。本当に助かりました」と喜んでいた。
小学生の子と二人で暮らしている母子家庭の母は「食べ盛りの子に美味しいものを食べさせたい。大切に使わせていただきます」明るい笑顔を見せた。