掲載日 : [2018-11-28] 照会数 : 6117
民団福島も戸別訪問…地区別3カ所で意見交換
[ 広報物を手渡す金仁河団長(左) ] [ 家庭訪問で団員の声を聞く ]
【福島】民団福島本部(金仁河団長)は13日、中通り地区で団員23人と意見交換を行い、現状把握に努めた。対象は最近になって民団の行事から遠ざかっている団員たちで、戸別訪問と締めくくりの地区別懇談会をセットにして意見を聞いた。同本部では東日本大震災以降、管内の90世帯ほどが所在不明のままになっている。
戸別訪問活動は9月の会津地区から始まった。締めくくりの懇談会では「本部と距離があるうえに地域内での連絡網が希薄になっている」ことがわかった。
浜通地区は原発があり、在住者の所在もつかみづらくなっている。懇談会参加者からは本部所在地ばかりでなく、地元での行事開催を望む声が強かった。同じく福島市を中心とする中通り地区でも郡山市に行事が偏重しているとの指摘があった。
同本部では「新しい団員の獲得が急務。既存の団員を回っているだけでは限界がある」と危機感を募らせている。
(2018.11.28 民団新聞)