掲載日 : [2018-12-06] 照会数 : 5699
「人権白書」学習続く…広島と大阪でセミナー
[ 大阪本部で開かれた人権セミナー ]
広島は幹部対象に
【広島】民団広島本部(李英俊団長)の幹部研修会が11月30日、同本部で開かれた。李団長は約50人を前に「本国情勢が難しい時期にあるが、各支部と傘下団体はしっかり対応していこう」とあいさつした。
民団中央本部の李根茁人権擁護委員長の国連活動報告後、『在日コリアンの人権白書』の執筆者の一人である孫成吉生活局長が「地方参政権と教科書問題」について講義を行った。
大阪は今年2回目
【大阪】『在日コリアンの人権白書』活用セミナーが1日、民団大阪本部で開かれ、約100人の幹部が集まった。7月に続く、同本部での2回目の開催を前に、呉龍浩団長は「民団の過去の運動の歴史を振り返り、今何が課題として残っているかともに学習しよう」とあいさつした。
崔聖植行政書士は「外国人登録法改正運動と新しい在留管理制度」をテーマに、一度は廃止された指紋採取が、テロ防止名目で特別永住者以外には復活した。テロ対策というのであれば、日本人を含めて入国者全員から指紋採取しなければ理屈がまったくかみ合わない」と批判した。
孫成吉生活局長は地方参政権について「運動の趣旨と歴史をしっかり勉強し、方向性を示していきながら再構築しよう」と強調した。
(2018.12.05 民団新聞)