掲載日 : [2019-01-30] 照会数 : 8118
韓日友好 民団が主導…各地の新年会で韓流交流
[ オリニに朴且寅支団長からお年玉(市川浦安支部) ] [ 茨城本部の新年会 ]
【関東】
神奈川(李順載団長、1月12日=横浜市内のホテル)
神奈川韓国商工会議所(趙成允会長)および横浜幸銀信用組合(呉龍夫理事長)による合同開催で200人が参加。京畿道立国楽団による風物ノリ演奏で開幕し、李団長が「韓日関係が悪い状況にあるからこそ地域から発信する韓日親善交流が重要」と述べた。
来賓として公明党県本部代表の上田勇前衆議院議員、牧山ひろえ参議院議員(民主党)、畑野君枝衆議院議員(共産党)のほか県議と市議多数が参席。川崎市日韓親善協会連合会から斎藤文夫会長が祝辞を述べた。
席上、李明烈駐横浜総領事が姜琪圭県本部顧問に国務総理表彰を授与したほか、新成人の紹介も行われた。
千葉・市川浦安支部(朴且寅支団長、1月20日=市川市内のホテル)
朴支団長は団員や日本人の韓国語講座受講生を前に「人権を第一にお互い仲良くすることが重要。われわれも在日同胞のつながりを大切にしながら、よりよい社会づくりのために頑張っていきたい」と抱負を述べた。
アトラクションでカッソリ・タリョン(韓国式チンドン屋)が会場内を練り歩き、会場を盛り上げた。オリニたちには朴支団長がお年玉を手渡した。湯浅止子市川市議のほか同本部から金鎭得団長と崔英子婦人会長が参席した。
山梨(李正炯団長、1月12日=甲府市内の結婚式場)
新定住者の団長は山梨で初。新年会は内外から注目を集め、昨年を上回る参加者があった。県議会からは臼井成夫県連幹事長(自民党)が参席。李団長はあいさつで韓日の友好と東アジアの平和構築に期待を寄せた。
席上、新成人の門出も祝った。洪新迎さん(共立高等看護学院2年)は「看護学校の残り2年もしっかり勉強し、国家資格を取得して看護職に就きたい」と抱負。一方、県立宝石美術専門学校に通う李在浩さんは「ジュエリー業界で活躍したい」と語った。豪華商品の当たるビンゴゲームでは高価なジュエリ‐も登場して会場が沸いた。
茨城(張仙鶴団長、1月12日=同本部)
誰もが楽しめる従来とは異なる「全員参加型」。90人が運試しのじゃんけん大会やカラオケ、大抽選会とてんこ盛りの企画を楽しんだ。張団長は「地域の皆さんと仲良くできる開かれた民団づくりをめざす」と宣言した。来賓として高崎進県議(公明党茨城県代表)、福島伸亨前衆議院議員らが参席。
群馬(朴旋用団長、12日=前橋市内のホテル)
朴団長が呂健二中央団長の祝辞を代読。懇親会で韓国観光公社のDVD「korea festival」を鑑賞した。今年は団員と親交のある日本人も多数参加した。
新潟(李鐘海団長、13日=新潟市内のホテル)
西村ちなみ衆議院議員(立憲民主党)、日韓親善新潟市議会議員連盟の志田恒佳会長、日韓親善上越市議会議員連盟の佐藤さとし会長、日韓親善協会の片桐奈保美会長ら多数の来賓を迎えた。李団長は「地域社会における韓日友好親善の懸け橋としての役割を果たしながら地域社会の発展に貢献していこう」と呼びかけた。アトラクションで在日2世の李玹承さんがソプラノ公演を行った。
【近畿】
兵庫(李圭燮団長、1月16日=市内の会館)
一般社団法人在日韓商兵庫(趙珉一会長)との合同開催で350人が参加。
李団長は「韓日友好親善を一つひとつ積み上げ、豊かな共生社会を築いていこう」と呼びかけた。趙会長も、神戸にコリアタウン、アジアンパークなどといった観光地の創設をめざすと述べた。来賓からは朴起準総領事が同胞社会の和合、地域社会との共生に期待していると述べ、金澤和夫県副知事も「国との関係にとらわれない、地域と地域、人と人との絆を深めていくことが大事」と強調した。神戸市からは寺崎秀俊副市長が参席した。
【中国】
島根(金吾男団長、1月20=松江市内のホテル)
金団長は「民団の文化共生交流事業を支えてくれるサポーター会を通して草の根市民交流を活性化していきたい」と抱負を述べた。
来賓の金寅圭駐広島領事や県日韓協連合会会長を務める細田重雄県議は民団の多文化共生交流事業を高く評価。出雲市の岸道三市議からは「県内でも特に外国人が増えている出雲市で国籍条項の撤廃運動を進めていきたい」との抱負があった。
【九州】
大分(呉成秀団長、1月19日=同本部)
団員世帯に対する戸別訪問を早急に実施していく。
呉団長は「去年創団70周年の節目を迎え、今年は新しい第1歩を踏み出した。団員との情報共有を深めていきたい」と抱負を述べた。
式典後、後期幹部研修会に移り、民団中央本部の鄭夢周副団長が「内外情勢と民団の役割」と題して講演した。引き続いての懇談会ではくじ引きで参加者に各種の賞品が配られた。
【四国】
高知(鄭慶文団長、1月15日=高知市の華珍園別館)
鄭団長が「韓日関係が少しでも改善するようこれからも文化交流を続けていく」と日韓親善協会関係者をはじめとする出席者に協力を求めた。
これに対して県日韓親善協会の西森潮三名誉会長は「現在の日韓関係の悪化は政治上の問題であって、私たちの交流とは別に考えたほうがよい。これからも協力してやっていきましょう」と応えた。
(2019.01.30 民団新聞)