掲載日 : [2019-02-27] 照会数 : 9645
学生会KSJW 北海道や東北、九州からも…参加者、全国に広がる
[ 北海道や東北、九州からも参加するなど全国に広がった学生会のKSJW ]
「次世代が次世代へ」テーマに
在日韓国学生会(張在勛会長)のKSJW(冬季在日韓国学生ジャンボリー)2019が、15日までの4日間、長野県松本市の野麦峠近郊で開かれ、近年では最多の同胞大学生63人が参加した。学生会が存在する中央(首都圏)、愛知、大阪本部管轄のほかに、北海道や東北、九州など全国各地に参加者が広まっている。母国修学生や在日韓国留学生からも特別参加があり、スキーやスノーボードを中心にしたウィンターイベントのほか、講演会やディスカッションなど内容の濃い3泊4日間を過ごした。
今回のテーマは「次世代が次世代へつなげる」。まず、自分たちのアイデンティティーや在日同胞社会の現状を語り合い、在日社会の次世代である自分たちがさらにその次の世代(子どもたち)に何を残し伝えていくかを討論した。
講演では、京都出身の在日同胞で、ジャグリング世界大会優勝経験もあり、世界68カ国で公演を行ったプロのジャグリングパフォーマー「ちゃんへん」(金昌幸)さんを招いた。ちゃんへんさんは自身の生い立ちからパフォーマーまでの経験などを語ったあと、ジャグリングを披露した。
また、特別ゲストとして招かれた白眞勲参議院議員が同じ在日同胞の立場から経験談などを述べ、学生たちを激励しながら意見交換を行った。
4日間を共にした学生たちは、解散時には別れを名残惜しみ涙ぐむ姿が多く見られた。
張会長は「現在、3地方本部ごとに毎月定例会を開催している。今後、東北や九州にも学生会を設けられれば、さらに同胞学生の連帯が広がっていくはず」と地方本部再建・新設の必要性を述べた。
(2019.02.27 民団新聞)