掲載日 : [2019-04-24] 照会数 : 5798
「同胞への愛情忘れません」…李洙勲大使を歓送
[ 李大使(右)に記念品を贈る呂団長 ] [ 呉公太常任顧問の音頭で乾杯 ]
李洙勲駐日韓国特命全権大使の歓送会が18日、都内のホテルで開かれ、首都圏の民団、婦人会役員ら200余人が出席した。最初に一昨年10月31日に着任してから今日までの李大使の活動を映像で振り返った。
韓日関係が冷え込んだ矢先の赴任だったが、民団の新年会はじめ、日韓親善協会中央会の賀詞交換会、韓日祝祭ハンマダン(日韓交流おまつり)では韓日関係改善を呼びかける姿や、光復節、3・1節、顕忠日、全国地方団長会議など民団の行事や各種婦人会の大研修会でも韓日関係をテーマに特別講演を務めるなど常に民団とともにある姿が改めて紹介された。
呂健二団長は歓送辞で「大使は、韓日関係改善と在日同胞の生活を心配し、果敢に自身の考えを明らかにされた。在日同胞への愛情は忘れません。その勇気と温情に感謝する意味で、みなさん、一緒にねぎらってほしい」と呼びかけると、会場から大きな拍手。
李大使は答辞で「韓日関係が冷え込んだ一方で昨年韓日間の人的交流が1000万人を突破するなど、国民間の交流はますます活発化している。お互いに往来し、対話することが大きな力となっている」と振り返った。
また、民団に対しては、「民団は組織がしっかりしている。地方出張に行ったとき、全国どこでも温かく接してくれたおかげで、心地良い時間を過ごせた。帰任後は大学に戻り、やり残した研究を続けるが、来年、定年を迎える。その時は気軽な気持ちで日本を訪れ、皆さんとお目にかかりたい」と語った。
呂団長から記念品が贈られた後、呉公太民団中央常任顧問が「常に情熱をもって韓日関係改善へ行動された李大使を忘れない。今度はプライベートで、一緒に温泉めぐりをしましょう」とねぎらいの言葉を贈り乾杯の音頭を取った。
(2019.04.24 民団新聞)