掲載日 : [2019-05-11] 照会数 : 6602
日本の市民と連携……民団広島「友情交流パレード」 「フラワーフェスタ」で
[ あでやかな韓服姿で平和大通りをパレード ]
【広島】2019花と平和の祭典「ひろしまフラワーフェステイバル(FF)」が5日まで3日間、広島市中区の平和大通り一帯で開かれた。オープニングを飾った「花の総合パレード」には今年も民団広島本部(李英俊団長)が参加。「韓日友情交流パレード」と題し、在日同胞と日本の市民100人規模で平和大通り1・2㌔をパレードした。
パレードは鄭愼二さんが自ら指導してきたサムルノリチームを率いた。韓国から来日したプロ奏者の孫周絃氏も加わり、力強い演奏を披露した。その後を韓服姿のオリニと女性たちが華麗な舞で続いた。サムルノリと韓服の調和のとれた伝統美には沿道から「きれい」と歓声があがった。振り付けは今年も広島韓国芸術院の朴裕恵さんが担当した。
友情交流パレードの後は「朝鮮通信使」の再現行列が続いた。民団役員を中心に駐広島総領事館の呼びかけに応じた広島経済大(広島市安佐南区)の学生や呉市の蘭島文化振興財団のメンバーが加わり、総勢140人規模。正使は李団長、副使は同総領事館の姜明逸領事らが務めた。パレード終了後、李団長は「昨年と変わらない盛り上がりがうれしい。民間レベルの連携を強めていきたい」と語った。
「大邱マダン」も
広島市の姉妹都市、大邱市からは宮廷料理人3人が来日し、市内のブース「大邱マダン」で同市特産のレンコンやゴボウを使ったチャプチェと薬味に漬け込んだ牛肉を焼く「ノビアニ」の2種類を振る舞った。
朴順愛さんは「王様に活力を与えるのが宮廷料理。暑くなったので、広島の人たちに元気を分け与えたい」と語った。東区のパート吉川恵美さん(38)は「よく知る韓国料理とは違う優しい味。新鮮です」と話していた。
5月2日の「大邱の日」に合わせ毎年、記念イベントを開いている広島県日韓親善協会などの実行委員会が主催した。
(2019.05.10 民団新聞)