掲載日 : [2019-06-12] 照会数 : 6626
学徒義勇軍同志会 2年ぶりの総会
[ 在日学徒義勇軍同志会の王正男会長 ]
会長に王正男氏
在日学徒義勇軍同志会(趙仁石会長代行)は、6日に挙行された第64回顕忠日追念式後に2年振りとなる第53回定期総会を韓国中央会館で開催した。総会は2018年の開催が本来であったが、同年6月に朴鳳珉会長(当時)が急逝。その後も諸般の事情で先送りとなっていた。
総会では2年間の活動報告・決算報告および監査報告が満場一致で承認された。その後の役員改選では、新会長に王正男氏(写真、京都市在住)が選出され、副会長に趙仁石氏(岡谷市)と文貞碩氏(名古屋市)、理事に朴元相氏と柳再萬氏(ともに東京都)が選任された。
1950年に勃発した韓国戦争に志願参戦した在日学徒は642人であり、そのうち135人が戦死している。一方、生存者のうち、265人は日本に戻れたものの、242人は韓国残留を余儀無くされて来た。
いまも健在なのは在日5人、韓国側3人の計8人だけとなった。しかし、同志会では例え1人でも参戦者が存命である限り会長とし、会を存続させることを基本方針としている。
(2019.06.12 民団新聞)