掲載日 : [2019-06-12] 照会数 : 6080
駐横浜総領事館 新築25周年式典...在日同胞の愛国心称える
[ 在日支援と民間交流の拡大を誓う李明烈総領事 ]
【神奈川】駐横浜総領事館(李明烈総領事)の新築竣工から25周年を迎え、記念の式典が5日、同庁舎内であった。冒頭、李総領事があいさつに立ち、「横浜市内で唯一の外国公館としてこれからも地域民間交流の拡大と在日への支援という任務をまっとうしていきたい」と抱負を述べた。
同公館は69年8月、横浜市山手の一等地に在日1世の愛国心と情熱で誕生した。李総領事は庁舎内に建つ「記念碑」の前に立ち、「限りない感謝の祈りを捧げるのが日課」になっていると明かした。竣工の後、73年に増築され94年には韓国政府の予算で現在の韓国情緒あふれる庁舎に生まれ変わった。
李総領事は竣工当時に「後援会」副会長を務めた李鍾大氏に代わり、招待客を代表して子息の正寿氏(66)に感謝状を贈った。正寿氏は駐横浜総領事館について「在日の団結の証。決して裕福でなかった在日1世を突き動かしたのは強烈な祖国愛と同胞愛だった」と涙ながらにあいさつした。
民団のほか、神奈川県と横浜市から議会と行政、日韓親善協会の関係者ら約100人が参席した。
(2019.06.12 民団新聞)