掲載日 : [2019-06-26] 照会数 : 7484
民団長野本部 金龍洙執行部初のセミナー
【長野】民団長野本部(金龍洙団長)は19日、同本部に民団中央本部の呉公太常任顧問と李根茁同副団長(人権擁護委員長兼任)を招き、在日同胞の人権をテーマとする組織強化セミナーを開催した。今後の日韓関係やヘイトスピーチ対策法について考えるのが狙い。これは新執行部が発足して初めての対外的事業となる。
呉常任顧問は民団中央本部団長当時の2017年、釜山の日本総領事館前に設置された従軍慰安婦被害を象徴する少女像の撤去を本国に求めたことを振り返り、「韓日関係に何かあれば影響を受けるのは私たちだ。声を上げる必要がある」と述べた。また、元徴用工訴訟をめぐる関係悪化にも懸念を表明した。
李副団長は16年施行のヘイトスピーチ対策法に罰則規定がないことを踏まえ、「いずれ衣替えする時期が来る」との考えを示した。駐新潟総領事館から林承澈副総領事が参席し、鄭美愛総領事の激励辞を代読した。
(2019.06.26 民団新聞)