掲載日 : [2019-10-24] 照会数 : 5940
「コリア庭園」25周年、市民交流マダンで祝う 神奈川
[ 「韓国舞踊教室」の受講生が優雅な舞を披露 ] [ 人気を呼んだ韓服ファッションショー ]
【神奈川】「韓日市民交流マダン」(同実行委主催)が19、20の両日、横浜市鶴見区の神奈川県立三ツ池公園で開催された。民団神奈川本部(李順載団長)が地域における国際親善と国際理解の促進を目的に毎年、春と秋に開催している交流イベントの一環。今年は京畿道と神奈川県が友好提携を記念して公園内に造成した「コリア庭園」の開園25周年を記念、祝賀ムードいっぱいとなった。
庭園内ではNPO民団国際協力センター「農楽教室」のメンバー6人がサムルノリを演奏し、民団神奈川本部文化事業推進委員会「韓国舞踊教室」の受講生も優雅な舞を披露した。20日には「特別企画」として韓服ファッションショーが別堂前で行われた。男性を含む公募モデル10人は全員、初めての韓服体験となった。コーディネーターは李香順さん(一般社団法人韓服普及協会代表理事)が務めた。
「水辺の広場」に設けられた特設ステージでは2日間にわたって韓日芸能交流公演が繰り広げられた。京畿道立国楽団所属の民謡歌手はよく知られたメロディーの歌声を披露し、テグム奏者による器楽演奏もあった。日本側は沖縄の伝統舞踊と郷土芸能の横浜都築太鼓がステージを彩った。
20日は「キムチ漬け体験」が午前と午後に分けて行われた。「マダン」では初の試み。定員30人の枠は申込多数で早々に締め切られた。講師は婦人会神奈川本部の金明朝厚生部長が務め、姑直伝の味を伝授した。金講師は「日本人の好みを踏まえ辛さを抑えた」という。参加者は「普段お店で買うのと味が違いますね」と話していた。
韓食屋台では婦人会神奈川本部(金久美子会長)がチヂミとキムチ。民団各支部が豚カルビ、タッカルビなどのさまざまな味を競い合った。
実行委員会では「多くの市民が来てほしいとの願いを込めて企画した。来年は京畿道と神奈川県の友好提携から30周年だ。日本社会に漂うネガティブな雰囲気を払しょくしたい」と語った。
(2019.10.24 民団新聞)