掲載日 : [2019-11-15] 照会数 : 5710
実践型プログラムで効率的な活動を学ぶ…近畿で地域同胞指導者ワークショップ
[ 戸別訪問のロールプレイング ] [ 講演する徐元喆中央事務総長 ]
組織活性化に向けて現状と課題を学ぶ「地域同胞指導者ワークショップ近畿」が10月27日、奈良市内の会場で開かれた。同ワークショップには地元の奈良をはじめ大阪、京都、滋賀、和歌山から本部・支部と婦人会の幹部ら103人が参加した。
組織の現状を踏まえて活動的な運営のための課題や組織運営の基本や支部総会の運営方法など、実践的なプログラムを通じて効率的な活動方法を学んだ。
また、団員との絆を結ぶために全国的に展開している戸別訪問活動を効果的に実施するために、訪問活動の実践を取り入れた「ロールプレイング」も行われた。各地方代表が訪問側となり、中央メンバーが対応する形で行われたロールプレイングでは、「民団に入るメリットは何?」「日本国籍でも団員ですから入れますよ」などという実践的なやり取りや思わぬ珍回答もあって会場も大盛り上がり。各地方とも、少しでも団員との交流を図りたいと熱心な会話が弾んだ。
このほか、監察機関の役割や規約に関するクイズなど多彩なプログラムで運営の実践を学んだ。
ワークショップは今期2度目となるが、講義だけでなく新たに体験型のプログラムを採り入れたことで、より実践的な内容となっている。
参加した幹部は、厳しい支部運営を団費に頼らず賛助と事業収入でまかなおうと進めてきたが「団員との絆をつなぐ作業が不可欠」と認識を新たにしていた。また「いろいろな企画があって、主催側の意気込みが感じられた。この体験を生かして、支部で戸別訪問活動に取り組んでみたい」と支部活性化に向けた抱負を語っていた。
(2019.11.15 民団新聞)