掲載日 : [2020-01-15] 照会数 : 13107
「関係改善の正念場に」…民団新年会日本側来賓のあいさつ
[ 右上から中山展宏氏 (外務大臣代読)、 河村建夫氏 太田明宏氏、右下から白眞勲氏、小池晃氏、福島みずほ氏 ]
茂木敏充外務大臣(中山展宏・外務大臣政務官代読)
65年の日韓国交正常化以来、友好・協力関係を発展させてきましたが、昨今の関係悪化を大変残念に思います。このような時だからこそ、文化や人的交流は途切れることなく続けていくべきです。
これまで両国の懸け橋として様々な分野で交流に貢献してきた民団に改めて大きな役割を果たされていただくことを期待しています。また、地域社会における国際化に向けて民団の皆様と手を取り合って努力していきます。
河村建夫・日韓親善協会中央会会長兼日韓議員連盟幹事長(自民党衆議院議員)
今年こそは韓日関係改善の正念場にし、正常化への強い思いでいっぱいです。政治はどうであれ、両国の文化、観光、スポーツ交流に障害が起きてはなりません。韓日議連の姜昌一会長とも民間交流をしっかりやっていこうと誓い合いました。
日韓親善協会は民団とともに民間交流をしっかり定着させてきました。今年も民間交流をさらに広げ、東京五輪の成功へ在日の皆さんの協力を期待しています。
太田明宏・公明党全国議員団会議議長(衆議院議員)
2020年代がスタートしたが、この年代に最も大切なのは韓日関係だと思います。この数年間、大変辛く残念な思いでした。昨年末の両国首脳会談を契機に、今年は何としてでも関係改善の年にしなくてはなりません。新しい交流が始まる一年にしていくためにも、努力していきます。
白眞勲・立憲民主党国民生活経済に関する調査会長(参議院議員)
2000年代から韓流ブームの追い風もあり韓日関係が良好だと思えば、ヘイトスピーチ。対策方案が制定されましたが、根絶にはまだまだ不十分。さらに前進させていきたいと思います。
悪化が続く韓日関係ですが、政治が民間交流の足を引っ張っているではありませんか。本来、民間交流が立ち止まっているとき政治が出で来るべきでまさに逆転しているのです。これを正常化させるべきであり、韓国の議員とも頻繁に話し合って解決に努力していきます。
小池晃・日本共産党書記局長(参議院議員)
韓日友好の確かな橋を架けるために努力している民団の皆様に心から敬意を表します。昨年の日韓・韓日議員連盟総会の共同宣言でも謳ったように過去を直視して未来を志向する98年の韓日パートナーシップ宣言の精神に差し帰り、関係改善に向かうべきです。この精神で超党派で力を合わせて関係改善に努力していきます。ヘイトスピーチ根絶と永住外国人の地方参政権付与の実現にも全力を尽くします。
福島みずほ・社会民主党副党首(参議院議員)
私の大好きな言葉が「平和と平等は手を携えてやってくる」です。日本社会で多くの差別撤廃へ努力してきた民団に心から敬意を表しています。
川崎市で全国初めて刑事罰付きのヘイトスピーチ禁止条例が成立しました。ネットを含めた差別・排外を根絶する元年にすべく、国会の中で法を作るために頑張っていきたい。
(2020.01.15 民団新聞)