掲載日 : [2020-01-15] 照会数 : 6916
在日同胞の現状を訴え…民団一行、李首相らと面談
[ 李洛淵首相との晩餐会であいさつする呂健二団長(左) ]
呂健二団長をはじめとする民団中央本部と傘下団体幹部は7日、李洛淵首相(当時)および康京和外交部長官と面談し、韓日関係改善努力や在日同胞社会の現状などについて意見を交換した。
民団からは呂団長をはじめ、朴安淳議長、鄭夢周副団長、李壽源東京団長、呉龍浩大阪団長、高漢碩本国所長、朴善岳婦人会長、朴義淳在日韓商会長、崔鐘太在日韓商常任顧問の9人が訪問した。
首相官邸で晩餐会を兼ねた李首相との意見交換会には、姜昌一韓日議員連盟会長、韓佑成在外同胞財団理事長らも同席。民団幹部たちは「昨年、韓日関係の冷え込みで在日同胞は多くの困難を経験した」とし、「早急な関係改善を希望し、そのために民団も努力する」と述べた。
李首相は韓日関係改善に向けた韓国政府の努力および現況について説明した後、「首相職から退いた後も、引き続き韓日関係発展のために寄与する」と明らかにし、これまで民団を中心にした在日同胞の母国への貢献を評価し、格別な謝意を表明した。
先だって行われた康長官との対話で呂団長は、観光業に従事する韓国人及び日本人が苦境に立たされている例などを説明し一日も早い改善を願うと述べた。
康長官は、ヘイトスピーチへの対応など、民団が在日同胞社会の権益伸張のために努力してきた点を評価し、韓日関係改善へ努力を続けると約束した。
(2020.01.15 民団新聞)