掲載日 : [2020-06-26] 照会数 : 6063
長生炭鉱の歴史「刻む会」に寄付金…民団広島・西支部
【広島】民団広島・西支部(朴喆鍾支団長)は12日、山口県宇部市の日本人市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(井上洋子共同代表)に10万円を寄付した。
役員の李末子さんが5月、「長生炭鉱で『募集』という名の強制連行があったのを知っていますか?」と支部広報誌を通じて団員に「刻む会」への賛助金を呼び掛けたところ、1カ月半で8万円が集まった。残りの2万円は支部で負担した。
長生炭鉱は宇部市西岐波から海に突き出た海底油田。1942年12月3日、沖合1㌔の坑道から海水が流れ込んで183人が犠牲に。このうち136人が韓国人だった。遺骸はいまも海の底で眠る。「刻む会」は犠牲者の遺骨収集を日本政府に求めている。
(2020.06.25 民団新聞)