掲載日 : [2020-07-08] 照会数 : 5908
故尹奉吉義土の殉国碑周り清掃…婦人会石川本部
【石川】婦人会石川本部(金暻嬉会長)は金沢市に建つ故尹奉吉義士「殉国碑」の周囲を清掃した。新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴い、活動を自粛してきた同婦人会としては久方ぶりの野外活動となった。この後、「殉国碑」と「暗葬之跡地・分墓」がつくられた経緯について学んだ。
6月24日、婦人会から8人が参加。碑周囲の落ち葉を掃き清め、碑のほこりを洗い落とした。この環境美化運動はこれからも月1回継続していくことを決めた。
尹義士は1932年4月29日、上海で天長節祝賀式典を行っていた日本軍に爆弾を投げたことで死刑判決を受け、同年12月19日、標的となった第9師団の司令部が置かれていた金沢市三小牛山の陸軍施設で銃殺された。遺体は解放後の46年3月6日、在日同胞によって掘り起こされ、本国に移葬された。
(2020.07.08 民団新聞)