掲載日 : [2004-04-30] 照会数 : 4745
外国籍生徒の交流10年 奈良県外教主催(04.4.28)
[ 学校生活や将来の抱負を語る参加者 ]
進む多国籍化
【奈良】奈良県外教は25日、県内で学ぶ外国籍生徒を対象に恒例の交流会を桜井市中央公民館で開いた。今回は「新入生歓迎会」も兼ねており、韓国のほか中国、モンゴル、タイ、ブラジルなど様々な国籍を持つ生徒16人が参加した。
午前中はタイからやってきた森脇ペンピットさんの指導でタイ料理をつくり、滞日19年間の苦労話を聞いた。午後はそれぞれの学校生活で感じたことを話し合った。
参加者の1人、クラブ活動で韓国語を学んでいるという在日同胞の李豪君=東大寺学園2年=は「もっと勉強して流ちょうな韓国語を話せるようになりたい」と意欲を語った。同じく在日同胞の姜和範さんも「生徒や保護者の話を聞いて、祖父母が日本に来たころの様子を重ねることができました」と話していた。
同交流会は学校で孤立しがちな在日同胞子弟の出会いと交流の場として85年から始まった。ここ10年は参加者の国籍も様々。
(2004.4.28 民団新聞)