掲載日 : [2004-05-26] 照会数 : 6911
【第85回韓国国体】各競技で在日同胞選手を募集 (04.5.26)
在日大韓体育会(許寧太会長)は、今年10月8日から忠清北道で開かれる第85回全国体育大会(国体)に在日同胞選手団の一員として出場する同胞選手を募集している。
今年の忠北国体に在日同胞選手団は、海外同胞種目として設定されているテニス、ボウリング、サッカー、ゴルフにそれぞれ出場する。参加資格は18歳以上で、韓国国外で3年以上の長期滞在あるいは永住権を取得した者。韓国籍だけでなく朝鮮籍、日本国籍でも韓民族の血統を継ぐ場合は出場できる。
一方、陸上、水泳、柔道など通常の国体種目の場合でも、技量、記録が韓国国体レベルであると認定されれば、出場できる。これまで水泳や柔道など様々な協議でメダルを獲得しており、体育会では有望な同胞選手の参加を呼びかけている。
昨年の第84回国体で在日同胞選手団は、ゴルフの男子団体、個人での優勝をはじめボウリング、サッカー、テニスなどで実力を発揮し、海外同胞の部で総合優勝を飾った。
また、国内種目の水泳では朴希代子選手が400㍍個人メドレー(大学・一般女子の部)で3年連続の銅メダルに輝いた。柔道でも大学男子の無差別級の金延益選手、81㌔以下級の金賢之選手がそれぞれ5位に入賞した。
アマチュアのスポーツ界で競技活動を行っている同胞選手は多いが、本国の国体に参加できることを知らない選手が多い。また、有望な選手の場合、日本代表になるために帰化を要請される場合も少なくないという。韓国のスポーツ界は日本以上に実力のある種目も数多く、実力次第で国体に参加することを通じて韓国国家代表への道も開かれている。
体育会では、日本の大学や実業団はじめ各種競技団体で活躍している同胞選手の積極的な参加を呼びかけている。
連絡先は在日大韓体育会(電話03・3454・8894)へ。
(2004.5.26 民団新聞)