掲載日 : [2004-05-26] 照会数 : 4873
【金剛学園】ITで授業に新風 韓国政府から教材導入(04.5.26)
[ 大型ディスプレイを使っての韓国語授業 ]
【大阪】金剛学園(郭倉坤理事長、姜森校長)は全教室に計15台のパソコンを設置、4月から充実したIT設備をフルに活用した学習指導方法の改善に乗り出した。教材は韓国から各種ソフトを導入、金剛学園内部に設けたIT委員会で研究を重ね、独自の改善を加えている。15日、保護者を主な対象に新しい授業を公開した。
小学校1年生の韓国語授業では大型のディスプレイにカラフルなハングルが映し出され児童は興味津々に見入っていた。2年生の社会科、3年生の理科の授業でも映像をフル活用することで、教師が板書する時間はほぼ半分に減った。中・高校生の授業ではデジタルカメラで写真を撮り、パソコン機器に取り入れる参加型授業も公開された。
これらCDソフト教材は「教壇先進化授業」に備えて、韓国教育部が開発したもの。金剛でも先進の教育システムを取り入れようと、姜校長が昨年秋から教育部に支援を要請していた。この要請に応え、教育部はパソコン15台と合わせ、計252枚のCD教材を金剛学園に送ってきた。
同学園の担当教師は、「コンピューターを使った授業は子どもたちも興味を持っており授業に集中させるためにもいい。今後は全科目の授業内容をデーターとして取り込み、金剛独自の教育カリキュラムを作り上げたい。完成までにはあと数年はかかるだろう」と話している。
(2004.5.26 民団新聞)