掲載日 : [2004-06-23] 照会数 : 4064
<兵庫版>ウリ支部ウリチャラン(支部自慢)(04.6.23)
民団宝塚…登記、戸籍、国籍など無料で相談窓口
高橋修一氏担当ボランティアで
民団宝塚支部(宋炳国団長)は「登記、戸籍、国籍」などに関する無料相談窓口を開設して団員から喜ばれている。
相談日は毎月第1・3水曜日の月2回、午後1時から4時まで。
司法・行政書士の両資格を持つ高崎修一さんが99年からボランティアで行っている。
高橋さんによれば2、3年前までは財産相続に関する相談が多く持ち込まれていたが、最近は戸籍整備に関する相談が目立っているとのこと。
高橋さんの父は戦前、仁川の裁判所で働いていたこともあり、もともと韓国には関心があった。偶然、ある総連系同胞から「北での財産相続は可能か」という相談を受けたことから韓国と北韓の国内法の勉強にのめり込むようになったという。
高橋さんも最初から韓国と北韓の国内法に精通していたわけではない。そうした相談を受けてもやむなく断ってきた。ただ、そのときの同胞たちのがっかりした表情だけは忘れられなかったとのこと。
一念発起した、高橋さんは韓国の戸籍法を習得するため宝塚韓国学園で1年かけて韓国語の勉強に励んだ。勉強のかいあって間もなく『在日韓国・朝鮮人の家族法と戸籍・相続登記実務案内』という冊子を発行するほど韓国語に熟達した。
高橋さんは時には訪問者ゼロの日もあるが、常に4時までは待機している。同支部では「もし戸籍などの問題でお悩みの方は気軽に相談にきてください。来られない時は電話でも相談に応じます」と呼びかけている。
なお、兵庫県内では在日韓国商工会議所でも毎月第1水曜日に『無料相談窓口』(午後4時〜6時30分)を設けており、法律、税務、経営問題など幅広く、専門的なレベルで相談に応じている。
(2004.6.23 民団新聞)