掲載日 : [2004-09-01] 照会数 : 5983
関東大震災から81年、韓国中央会館で追悼式(04.9.1)
[ 大震災が発生した11時58分に参列者全員が起立し黙祷を捧げた(1日、中央会館で営まれた追悼式で) ]
[ 韓国中央会館で営まれた追悼式 ]
二度と繰り返すな…虐殺6000人同胞を慰霊
関東大震災81周年の9月1日、東京、神奈川、千葉、埼玉など、関東地区の民団は同大震災の混乱時に日本軍隊と自警団によって虐殺された6000人以上といわれる同胞の冥福を祈る慰霊祭を開いた。このような悲劇が二度と繰りかえさせないとの決意を新たにすると同時に、日本政府に虐殺事件の真相調査と被害者、遺族への謝罪をあらためて促した。
東京港区南麻布の韓国中央会館で開かれた第81周年関東大震災殉難同胞追悼式には、民団中央本部の金宰淑団長、金廣昇監察委員長ら幹部と民団東京本部、婦人会、青年会の幹部をはじめ約200余人が参列した。
東京本部の朱範植副団長は経過報告で「虐殺の背景には、韓国人への蔑視、差別、拝外意識があり、他民族侵略思想があった。民衆は、軍のデマに踊らされ、虐殺に手を貸した」と指摘、韓日新時代の今こそ、日本政府は虐殺事件の正確な調査と謝罪をすべきだと明示した。
金宰淑中央団長による代表焼香の後、李時香東京本部団長は追悼辞で「同胞社会の和合と団結を成し遂げ、祖国の統一・繁栄のために力を注ぐ」と決意を表明。
参列者は白菊で飾られた祭壇に次々と焼香し、大震災が発生した午前11時58分には全員が起立して黙祷を捧げた。
(2004.09.01)