掲載日 : [2004-09-08] 照会数 : 4023
<民団兵庫>「防災対策委」が発足 阪神大震災10周年前に(04.9.8)
【兵庫】「防災の日」の1日、民団兵庫県本部の「防災対策委員会」が発足した。兵庫韓国会館で同対策委員15人全員が出席するなか、白永熙団長から一人ひとりに委嘱状が手渡された。委員長には河政淳(55歳・本部執行委員)、副委員長に李成俊(58歳・西宮支部団長)、全美玉(55歳・前FMわいわい放送代表)の各氏が任命された。
9年前の「阪神淡路大震災」では全体で6433人の犠牲者をだした。このうち同胞は131人を数えた。その体験を風化させないため、また来年10周年を迎えることから、委員会を設立して同胞の犠牲者を出さないための方策を検討する。
委員長に就任した河政淳氏は「再び大きな災害が起きたとき、団員の犠牲者を少なくすること、それに災害は国籍、民族を問わず襲ってくるものであるから、われわれ民団もすすんで地域社会に貢献したい。また宮城沖、東海、東南海地震が起こる可能性が大いにあるというので、われわれの体験を全国の民団に伝え、各地の民団に参考にしていただければありがたい」と、同委員会の目的を述べている。
同委員会は毎月1回定期的に開催し、提言をまとめて民団本部に提出する。
(2004.9.8 民団新聞)