掲載日 : [2004-09-08] 照会数 : 4338
民団埼玉団長「在日」語る 市民団体主催で(04.9.8)
【埼玉】民団埼玉県本部の鄭平普団長(62)は地元の市民グループの求めに応え8月27日、浦和区常磐の埼玉韓国会館で「在日を語る」と題して講演した。
市民レベルでの韓日親善活動を目指して昨年8月に結成された「埼玉・コリア21」(江藤善章代表)が主催した。
鄭団長は41年、大阪生まれ。解放直後に故郷の済州島に戻ったが、四・三事件にあった。かろうじて難を逃れた鄭団長は55年に再来日し、長崎大学と東大大学院で船舶、溶接技術を学んだ。
この日の講演ではこれまでの生い立ちを振り返りながら「韓国と日本の架け橋になれるのが私たち在日。来年は韓日国交正常化40周年。とても大切な役割を担っていることをうれしく思う」と述べた。
(2004.9.8 民団新聞)