掲載日 : [2004-10-06] 照会数 : 4714
婦人会大阪「オモニ・コーラス部」 初の発表会23日に(04.10.6)
[ 「オモニ・コーラス部」の練習風景 ]
練習13年の成果問う
【大阪】婦人会大阪府本部(李貞烈会長)のメンバーでつくる「オモニ・コーラス部」が第1回発表会を23日、大阪韓国人会館で開くことになった。92年の発足以来、地域のチャリティーコンサートや韓国での文化祭などに多いときは70、80人規模で出演して評価を集めてきたが、「コーラス部」としての対外的な発表会はこれが初めて。
婦人会大阪のコーラス部は金志姫会長当時の91年、大阪韓国綜合教育院が主宰する「クゴ教室」の一環として発足した。同教育院の教師が、初級クラスで学ぶ婦人会員が韓国語の発音に苦労しているのを見かねて「クゴ教室」とは別に「音楽教室」を開き、韓国の歌を授業に取り入れたのが始まりだった。発案者の金元会長は「歌が入ってから舌がうまく回るようになり発音もよくなった」と振り返っている。
余玉善常任顧問は「93年に大田エキスポの海外同胞デーに出演したのがいちばんの思い出」という。丙日色顧問は「3代続きで指導の先生に恵まれたのが長続きしてきた要因」と話している。
李会長は「足かけ13年続いている私たち婦人会の自慢です」と胸を張った。また、文化部長の玄成花さんも「13年間練習してきた成果を披露したい」と話している。
発表会は午後3時から民団大阪本部で。プログラムの第1部は「いい日旅立ち」や歌曲の「花」をはじめとした得意のレパートリーを中心に構成した。人気ドラマ「冬のソナタ」の挿入曲もメンバーのたっての希望で入れた。
第2部は「ウリノレ・ハンマダン」。これまで練習を重ねてきた50曲ほどの韓国民謡や歌曲の中から厳選した。主な曲目は「新アリラン」「蔚山アガシ」「花を売るお嬢さん」「テビョンガ」など。
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参加者の声
国の歌にジーン 金任順さん(65)
「気晴らしでコーラス部に入った。練習していたら、持病のリュウマチがなおった。国の歌は心がジーンとしてきます。ふだん忘れていた親のことなどを思い出します」
長生きの要因 柳慶熙さん(66)
「大田博に出演してパティ・キムにお会いできのがいちばんの思い出。コーラス部に入って10年間で韓国の歌をたくさん覚えられました。コーラスは私の長生きの要因です」
会員の結束にも 金秋江さん(61)
「コーラスが好きで続けてきました。継続は力なりです。婦人会が結束するうえで大きな力になっています」
韓国語の勉強に 加藤慶子さん(63)
「昨年5月に友人と一緒にコーラス部に入りました。ハングルが読めるようになったし、在日の人ともお友達になれてうれしい」
(2004.10.6 民団新聞)