掲載日 : [2004-10-06] 照会数 : 4212
<兵庫版>「救済を急がせよう」 在日同胞の無年金問題(04.10.6)
国会議員交えセミナー
在日同胞の無年金問題を考えるセミナー「在日外国人無年金障害者問題を考える‐ビデオ上映会&セミナー」が9月11日、民団兵庫県本部(白永熙団長)主催、同本部権益擁護委員会(李鎮午委員長)主管のもと、神戸市の新長田ピフレホールで開催され、民団の役員や団員、市民団体のメンバー、一般参加者のほか、辻泰弘参議院議員(厚生労働委員)や神戸市会議員、衆議院議員の秘書など約50人が参加した。
四天王寺国際仏教大学の愼英弘教授は「先の国会に提出された無年金者救済法案の中に在日外国人が含まれていることは画期的だ」と評価した上で、「外国人の多くを占める在日コリアンは日本人と同じく日本国の発展に寄与してきた。この機会に外国人無年金者問題が解決されるよう議員の方々にお願いしたい」と訴えた。
自身が無年金障害者(全盲)でもある愼教授の講演は説得力があり、参加した議員は一様に「問題の重大さは十分に認識した、解決できるよう努力したい」と述べた。最後に民団中央本部の李成俊権益擁護委員が、「無年金問題の解決まで民団は引き続き取り組んでゆく。皆さんの協力をお願いしたい」と締めくくった。
(2004.10.6 民団新聞)