掲載日 : [2004-10-06] 照会数 : 3905
<兵庫版>防災対策委が発足 委員長に河政淳氏(04.10.6)
[ 河政淳委員長 ]
体験ふまえて準備
「防災の日」の9月1日、民団兵庫県本部は15人の委員による特別委員会「防災対策委員会」を発足させ、委員長に河政淳(東神戸支部前団長)、副委員長に李成俊(西宮支部支団長)、全美玉(FMわいわい前代表)の各氏を指名し、委員一人ひとりに委嘱状を授与した。
この防災対策委員会は9年前の「阪神淡路大震災」のとき、民団が即座に対応できなかった反省から、今後の大災害時には民団が即座に対応し、団員の被害をできるだけ小さくするためにはどうすべきかということから発足させるに至った。
当日の討議では、団員のために民団が事前に準備しておくことは何か、大災害は国籍・民族を問わず襲ってくるものだから,地域住民として在日韓国人、民団が地域共生の観点から積極的に貢献していくべきではないかとの意見が出された。また、宮城沖、東海、東南海地震の発生が確実視されていることから、全国の民団に兵庫の体験を伝え、来るべき災害に備えることをアピールしようということになった。
同委員会は、来年1月に「阪神淡路大震災」10周年を迎えることから、貴重な体験を風化させないためにどのような形で10周年行事を開催するか考究することにしたほか、全国民団にアピールするために小冊子を制作することなどを検討している。
(2004.10.6 民団新聞)