掲載日 : [2004-10-06] 照会数 : 4117
<兵庫版>民団会館を避難所に 神戸市から指定(04.10.6)
兵庫韓国会館が神戸市から災害時の避難所に指定され、このほど毛布、およびマットレスそれぞれ100枚が運び込まれた。9月21日には指定避難所であることを示す標識も設置された。
兵庫県は1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けたが、一方で在日同胞や日本人など、国籍や民族を超えた助け合いも随所で見られた。近年、コリアンなど外国人と日本人との地域社会での共生が各地で叫ばれるなか、兵庫県でも大震災での助け合いという貴重な経験をこれからも生かそうと、民団兵庫県本部は会館を地域の避難所にすることを神戸市に申し出ていた。
この申し出を受けて、神戸市は民団本部会館を視察「こんな立派な建物があるとは知らなかった」と、直ちに避難所に指定した。避難所指定を受けて、河政淳防災対策委員長は「在日側から地域社会との共生を実践するという意味で、避難所に指定されたことは大いに意義がある。県下の各支部も民団会館を避難所にすることを申請してはどうか」と語っている。
(2004.10.6 民団新聞)