掲載日 : [2004-10-27] 照会数 : 3987
秘蔵の家宝持ち寄る 民団左京支部「民俗文化展」(04.10.27)
[ 韓国の貴重な宝物に見入る来場者 ]
手作り朝鮮通信使絵巻も
【京都】民団京都・左京支部会館で「秋季‐民俗文化展」が24日まで5日間開かれ、多数の団員でにぎわった。
展示品は安東民俗博物館から特別に借り受けた仮面、硯の水入れ、木製菓子型などを含めて約60点。団員も韓国で購入して長く秘蔵してきた朝鮮王朝時代に公務で出張する官吏が利用した「壱馬牌」や、「全州合竹扇」といった現在も一級の価値を誇る宝物を持ち寄った。
なかでも李相武同支部顧問(73)が夫人と共同制作した「江戸期の朝鮮通信使絵巻」5点はいずれも細密な描写で人物の描写もリアル。来場者の注目を浴びていた。額も李さんの手作りだ。
今回の企画に協力した金仁吉さんは「60年代から70年代にかけて在日韓国人が韓国で購入した陶磁器や工芸品には貴重なものも多いはずだ。探して集めれば、それだけで韓国の歴史資料館になるだろう」と話している。
(2004.10.27 民団新聞)