掲載日 : [2004-10-27] 照会数 : 3802
老齢福祉年金と同額を 県に未達分増額を要望…民団兵庫(04.10.27)
【兵庫】民団兵庫県本部(白永熙団長)と同権益擁護委員会(李鎮午委員長)は18日、兵庫県議会の最大会派である自民党議員団を訪れ、現行の外国人無年金高齢者給付金を、日本人に支給している老齢福祉年金と同額になるよう増額を要望した。
兵庫県における無年金外国人高齢者に対する給付金は、すでに県内全市町で制度化されている。支給にあたっては、県と市町で半額ずつ負担し、日本人に支給している老齢福祉年金と同額にすることとしている。
ところが、神戸市と姫路市を除く各市町の支給額はすでに半額の1万7000円を満たしていながら、県は1万1000円にとどまっており、依然として6000円が未達のまま。
民団側の要望に対して自民党側からは門信雄幹事長、山本敏信政務調査会長、寺本貫至日韓親善兵庫県議連会長など議員団幹部10人が応対した。門幹事長は「要望の趣旨は十分了解した。県当局に予算措置をとるよう要請する」と述べ、要望実現に向けて努力することを約束した。
(2004.10.27 民団新聞)