掲載日 : [2004-11-10] 照会数 : 4366
<民団函館支部>韓国うまいものフェア 1千キロのキムチ販売(04.11.10)
[ キムチ販売も屋台も大盛況(7日) ]
800人来場、屋台も人気
【北海道】民団北海道の函館支部(甲成支団長)が7日に開いた「韓国うまいものフェア」は、1000㌔のキムチを販売するなど大盛況であった。地域の人々に民団の存在をPRするとともに財源の一助にするなど〞一石二鳥〟の効果を上げている。
同フェアは今回が3回目。函館支部の韓国会館前には開場前から100人ほどが並んだ。お目当てはキムチ。おいしくて安いことから昨年はすぐに売り切れたためだ。支部でも今年は昨年の3倍の量を入荷し、本場韓国と在日同胞業者のキムチ6種類を準備した。
当日は函館市内のあちこちでイベントが行われたため出足が心配されたが、800人ほどの買い物客が訪れた。ネギキムチやチョンガクキムチ、カットゥギ(大根キムチ)は完売。日本人の好みが多様化していることを示すものだ。
キムチにも増して人気だったのが、ポジャンマチャ(屋台)。婦人会手作りのチヂミやチャプチェ、牛スジスープ、トックなどがまたたく間に売り切れた。チマチョゴリの撮影会(500円)は、家族で記念撮影する人もあり、途中でポラロイドのフィルムが足りなくなり買いに走ったほどの人気ぶり。また、祭祀の祭壇を設営したが、婦人会の末順会長らの説明に多くの人が興味を示した。
千正巳・副団長は「今回はキムチを主体に販売したが、屋台が予想以上の人気だったので来年はメニューを増やしたい。また、韓国の風俗・習慣に対する関心も高いので展示物を増やしたい」と、さっそく来年の準備に意欲を燃やした。
フェアを始めるようになってからは、支部主催の韓国語講座が定員オーバーになるなど、民団に対する認知度が高まっている。今回のフェアにも日本人スタッフが加わり日常的に地域との交流が増えている。
(2004.11.10 民団新聞)