掲載日 : [2004-11-10] 照会数 : 5429
<兵庫・相生>無縁仏法要重ね10年 民団と総連で碑守る会(04.11.10)
[ 記念碑前の追悼法要から ]
【兵庫】第2次大戦中、兵庫県相生市の旧播磨造船所(現・石川島播磨重工業)で就労中に亡くなった同胞を供養する「韓国・朝鮮人無縁仏之霊追悼法要」が7日、「相生記念碑」前でしめやかに取り行われた。
碑は91年、市内の善光寺で同胞の遺骨60体が見つかったのを機会に、地元の民団相生支部と総連相生支部が協力し、県内を中心に募金を集めて95年に完成した。以来、「相生平和記念碑を守る会」(金清一会長)が主催して毎年、追悼法要を続けてきた。
この日は、谷口芳紀相生市長、同市教育委員会の大内あづさ教育長ら同胞と日本人の関係者170人が出席した。民団兵庫県本部からは白永煕団長が列席した。
金会長は「10年という節目を迎えることができ、みなさんの温かい協力に感無量の思いです」と述べた。張英子婦人会相生支部会長が高須剛さん作の詩「海峡を渡ってきた人」を朗読した。この後、読経の流れるなか焼香の列が続いた。