掲載日 : [2004-12-22] 照会数 : 4165
<民団静岡>高齢者と定例食事会 「サランバン」開設(04.12.22)
[ 食卓には婦人会手作りの料理が並んだ ]
【静岡】婦人会静岡県本部(金末順会長)は9日、静岡市内の同胞高齢者を招待して、手作りの韓国料理をふるまった。高齢とともに外出する機会の減りがちな1世に同胞同士くつろいだ雰囲気の中で食事してもらおうと、民団静岡本部(姜再慶団長)が婦人会静岡に呼びかけて実現した。
民団静岡では「ウリ支部ウリチャラン運動」の一環と位置づけている。浜松支部ではすでに実施しているが、本部管内ではこれが初めて。名称は「サランバン」とした。
当初は民団会館を会場にとの声も出ていたが、駅から比較的離れているため、静岡駅前で韓国料理店を経営する金光敏副団長が営業時間外の店を開放したもの。参加者は民団側の当初の予想を大きく上回り、50人余りに達した。
食事は婦人会の会員が一品ずつ持ち寄った。主なメニューはパジョン、チャプチェ、サムギョプサル、ケジャン、オジンオキムチなど。参加者は「おいしくて、たくさん食べた」と大満足の様子だった。食事を楽しみながら、古くからの友人やこの日新たに出会った同胞らと会話を楽しんだ。来年から定期開催する。
ある80代のハルモニは「昔は毎日のように(同胞と)会っていたが、最近はめったに会えない。こういう機会があってうれしい。感激です」と喜んでいた。
(2004.12.22 民団新聞)