掲載日 : [2005-02-16] 照会数 : 4982
授業実践を交換(05.2.16)
【兵庫】日本の高校で「韓国朝鮮語」を教えている教師や特別非常勤講師らがお互いの近況を報告し意見交換をする「兵庫県高等学校韓国朝鮮語授業担当者の集い」(兵庫モイム)が12日、兵庫県立湊川高校(定時制)で開かれた。
呼び掛け人は同校社会科担当の方政雄教諭をはじめ、県立尼崎工業高校の梁千賀子教諭、県立伊川谷高校の小山美年子教諭ら。今回で6回目を迎え「生徒をひきつける授業実践」(その2)と題して意見交換を行った。
「言葉だけを教えるのではなく、韓国の歴史や文化にもつながるような内容で、いかに生徒に聞かせるかを重要視している」という方教諭。言語だけでなく、名前のつけ方のルールや通名などについての説明を盛り込んだテストや、族譜のビデオを鑑賞するなど、言葉が抱え持つ文化にもより深く触れた授業を行っていると報告した。
全国の高等学校247校で「韓国朝鮮語」を開講、このうち兵庫県では25校を数える。今後の授業数の増加に伴って担当教員の拡充や質の向上が求められるている。こうした現状をふまえ、高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク西日本ブロックでは、06年をめどに韓国朝鮮語教員免許取得のための大学講座の開設を目指している。
次回の集いは5月14日午後2時から。問い合わせは℡078・691・7406同校の方政雄教諭まで。
(2005.2.16 民団新聞)