掲載日 : [2005-02-16] 照会数 : 8177
「話してみよう韓国語」 東京大会(05.2.16)
期末試験の一環として
高校生も団体で挑戦
「話してみよう韓国語」東京大会のスキット部門に、私立啓明高校(東京・昭島市)で第2外国語選択科目の韓国語学習を続ける生徒たちが今年初めて、2学期の期末試験の一環として応募した。
第2外国語は2年生からの選択科目になるが、現在2年生8人、3年生10人の生徒たちが、非常勤講師の秋賢淑さんから週2時間、韓国語を教わっている。
今回初めてチャレンジした2年生たちも4チームを構成。秋さんが付きっ切りで特訓し、テープに吹き込み提出した。
秋さんは「今回、期末試験として活用したのは実験的なものです。学校以外で評価されると次のステップになるし、本選に出場できれば将来にもつながっていきます。参加希望者だけではなく、試験にすれば皆が頑張るから」と話す。
残念ながら2年生は本選を逃したが、秋さんは手応えを感じたという。 落選の知らせを聞いた井口初美さん(17)は「ちょっと悲しかった。でも、これから頑張る」と意欲をみせた。藤原みなみさん(17)と谷由紀子さん(17)は同じチームで参加した。2人は「頑張ったのに悔しい。でもプレッシャーがあったので、終わってほっとした」と笑顔をみせた。
唯一の男子生徒の田中翔昴君は「落ちたけどいい機会だった。授業でも発音は完璧じゃなかったけど、勉強になった」と元気よく答えた。生徒たちは、初めて経験した悔しい思いをバネに、これからも韓国語の勉強に取り組みたいと話した。
3年生の1チームが本選でこれまでの成果を披露する。なお、秋さんが啓明学園以外で韓国語指導を行っている私立二松学舎大学附属高校で3年1チーム、私立二松学舎大学附属沼南高校で2年1チームと3年1チームも期末試験として応募し、本選へ進む。
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韓国文化院と関西文化院は、初級者を対象にした「話してみよう韓国語」の東京大会を19日、大阪大会を26日に開催する。
同大会は最も学習人口が多い初級学習者のために、韓国語を学ぶ楽しさを感じてもらうことを目的に開催している。
第2回大会から登場した「映像表現部門」では、韓流ブームになった韓国ドラマ「冬のソナタ」から選んだ映像を背景に、暗記した自作の台詞を吹き替え、発音や表現力を競う。「スキット部門」は台本を暗記し、2人1組のスキット(寸劇)形式で競う。
また大阪大会は、テーマに沿った自ら作った原稿を発表して、発音と表現力を競う「スピーチ部門」の3部門が行われる。
▽東京大会/abc会館(港区・芝公園)▽大阪大会/大阪国際交流センター小ホール。問い合わせは、韓国文化院(℡03・5476・4971)、関西文化院(℡06・6211・3774)。
(2005.2.16 民団新聞)