掲載日 : [2005-02-23] 照会数 : 7079
金剛学園・南港北が有力に 都市計画による移転先(05.2.23)
敷地2・7倍に拡大へ
【大阪】大阪市の都市計画に伴って校地の一部が抵触し、現在の西成区から移転を迫られている金剛学園(郭昌坤理事長)の移転候補地として住之江区南港北が有力になってきた。候補地はアクセスに多少の難はあるものの、保護者や地元民団関係者にはおおむね好評だ。
候補地は大阪湾を一望するコスモスクエア駅から徒歩5分の場所。近くには野鳥公園もある。広さ約8700平方㍍は現有地の約2・7倍相当。運動場も格段に広くなる見込み。学校側は最終的にこの場所に決まれば、南北に床面積1700平方㍍の3階建て校舎を建設し、残り6000平方㍍に運動場と体育館を建設したい考えだ。
現地を視察した崔長熙民団西成支部支団長は「移転候補地としては悪くない。通学のアクセスの方法は今後検討していかなければならないだろう」と述べた。
大阪市は遅くとも来年春までに西成区を南北に貫く都市計画道路「加島天下茶屋線」の着工を急ぎたい考えで、今年中には敷地の買収を終える方向で学校側と交渉を続けている。
(2005.2.23 民団新聞)