掲載日 : [2005-02-23] 照会数 : 6080
育て未来の芸術家 江陵へ奨学金贈り3年(05.2.23)
富山市の日本人舞踏家 今年から毎年6人に拡大
【富山】富山市内で子どもたちにジャズバレエを教えている松岡秀子さん=松岡ジャズバレエ研究所主宰=が、江陵市の青少年芸術団体との交流をきっかけとして芸術研究学生たちに1人あたり5万円の奨学金を贈っている。昨年12月で3年目に入った。
松岡奨学金は初年度3人からスタート、2年目に4人、昨年は5人と1人ずつ増やしてきた。今年からは継続して6人に支給していく方針。対象者は松岡さんの委託を受け、江陵藝術家団体總聯合会(鄭泰煥会長)が毎年夏に選抜している。
松岡さんと韓国との関わりは02年夏、江陵市で開かれた第1回東アジア青少年芸術祭に富山県代表として参加したことから始まった。帰国後、江陵市が水害に見舞われたことを知った松岡さんは「韓国で温かいもてなしを受けたことへの感謝の気持ち」と同じ年の9月に10万円を沈起燮市長に寄託した。市の計らいでこの義援金が松岡奨学金の基金として活用されることになった。
(2005.2.23 民団新聞)