掲載日 : [2005-03-02] 照会数 : 7783
通信制課程でも人気 大阪府立桃谷高校(05.3.2)
【大阪】大阪府立桃谷高校(単位制高等学校普通科)は通信制課程(昼間部、日・夜間部)と定時制課程を併設、自分のペースで学べる通信制課程では、韓国語の授業も開設している。これは生野区にあって在日同胞が多い地域性に配慮したものだ。
通信制課程はレポートの提出が主だが、各教科とも学期ごとに8,9回はスクーリング(面接指導)で学ばなければならない。韓国語の授業を受けている生徒は現在、昼間部184人、日・夜間部が120人。生徒は授業に毎回出席しているわけではないので、1回1回が完結型となる。
非常勤講師として毎週月・水・金曜日に教壇に立つ在日3世の李貞栄さんは「全日制ならこの前説明したでしょうと言えるが、通信制はそうもいかない。その都度、真剣勝負です」と話す。
1年目は「韓国・朝鮮語入門」、2年目で「韓国・朝鮮語文化理解」「韓国・朝鮮語初級会話」、3年目に「韓国・朝鮮語応用」へ進む。「応用」では韓国ドラマや市販のテキストを素材に会話学習も行う。「応用」で学ぶ生徒は昨年、文化祭で「冬のソナタ」の映像をバックに韓国語をアフレコで演じ、好評を博したほどだ。
(2005.3.2 民団新聞)