掲載日 : [2005-03-02] 照会数 : 6346
在日オリニにハングル教材 韓国の市民団体寄贈(05.3.2)
【大阪】在日同胞オリニのためにと、このほど韓国の市民団体を通じてハングル学習教材500セットがプレゼントされた。日本側の受け取り窓口となった特定非営利活動法人コリアNGOセンター(大阪市東成区)は2月23日、大阪府教育委員会を訪ねて寄贈した。
教材は壁張り用のハングルイラストポスター、絵本「コケコッコのパン」、発音遊びパズル、言葉合わせパネル、文章あわせパネルなど18種類約170点で構成されている。韓国では幼稚園などで遊びながらハングルに親しむための教材として使われている。
手にとった大阪府在日外国人教育研究協議会の鍛冶彰会長は、「在日韓国人の子どもたちばかりか、日本人の子どもたちにも使える。これまで府が取り組んできた国際理解の基盤を広げるのに役立つ」と喜んだ。
教材は大阪府内の民族学級、民族学校、各地の在日同胞保護者会などに配布された。民族講師会の会長で同センターの共同代表も務める朴正恵さんは「高学年ではもの足りないかなとも思ったが、予想以上に好評でした」と民族学級での反応を語っていた。
(2005.3.2 民団新聞)