掲載日 : [2005-03-17] 照会数 : 9171
「竹島の日」条例案可決で民団が遺憾の談話(05.3.17)
島根県議会が「竹島の日」(韓国名「独島」)制定条例案を可決したことに対し、民団中央本部の徐元国際局長は3月16日、次のような談話を発表した。
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本日、島根県議会は「竹島の日」(韓国名「独島」)制定条例案を可決した。韓国の反対と周囲の憂慮にもかかわらず、採決を強行し成立させたことは韓日間の友好関係に冷水を浴びせるもので、誠に遺憾である。
本年は韓日国交正常化40周年であり、「韓日・日韓友情の年」として多彩な交流行事が組まれている。このような時期に、島根県議会の強硬な処置によって、長い間築き上げてきた両国の友好関係が損なわれないよう両国民が充分に熟慮をし叡智を働かせ、対応していくべきである。また誤った歴史認識を見直し、反省すべき点は反省し、互いに歩み寄る姿勢が大事で、過度な民族感情や論理に振り回されないよう心すべきである。
日本に居住する在日韓国人は長い間両国のはざ間で生活してきた。私たちは両国の友好の架橋として親善増進に寄与している存在であり、韓日の更なる友好を願っている。独島問題は両国が外交努力を重ね、円満に解決されるよう願ってやまない。
2005年3月16日
在日本大韓民国民団中央本部
国際局長 徐元
(2005.3.17 民団新聞)