掲載日 : [2005-03-30] 照会数 : 6476
神戸市立中教職員・「在日」テーマに研修(05.3.30)
神戸市立中教職員・「在日」テーマに研修
【兵庫】神戸市立飛松中学校(磯野武之助校長)で2日、「在日コリアン」をテーマにした教職員研修会が開催された。同校では昨年5月、生徒間で「キムチ臭い」「土下座してあやまれ」などの民族差別発言があり、学校側は同胞生徒の保護者などから「在日」の問題に真剣に取組むよう要請されていた。
今回の研修会はその要請を受けてのもので昨年8月に続いて2回目。講師は市立尼崎高校教員の藤原史朗氏(全国在日外国人研究協議会前代表)が務めた。
藤原氏は長年にわたる教師としての体験を交え「反差別・人権教育はあわれな、かわいそうな人々を考える教育ではない」「映像やプリントでは伝わらないことがある」「苦しみを他人ごととしてではなく、心で受けとめることが必要」と人権教育の理念と実践について語った。
(2005.03.30 民団新聞)