掲載日 : [2005-05-25] 照会数 : 6191
福祉施設に車いす…婦人会大阪
[ 「故郷の家」に車いすを贈る婦人会大阪
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コツコツ3年かけプルタブ収集
【大阪】婦人会大阪府本部(李貞烈会長)はコツコツ3年がかりで収集したプルタブ(缶ビールや缶ジュースの飲み口にあるつまみの部分)を換金した資金を元手に車椅子5台を購入し、福祉施設に寄贈した。
李会長は会長就任と同時に「地道であっても主婦として生活するなかで地域に貢献する方法はないか」と考え、プルタブの収集を役員会で提案した。婦人会大阪としては初めての試みだったが、本部を中心に傘下35支部すべてから協力を得られた。
各支部は毎月1回、多いときは2回、せっせと収集したプルタブを同本部に持参した。本部の本国研修の際には参加者全員、飲み終わったジュースからプルタブを外し、そっとカバンにしのばせた。家では3歳の孫からお年寄りまでがオモニたちの収集に協力してくれたという。地元のテニスクラブに通うあるオモニは日本人の友人からの協力も得た。
3年間で集めたプルタブは42600円になった。車椅子購入にあたっての不足分は婦人会各役員が持ち寄った。
12日、大阪韓国人会館で堺市内の特養老人ホーム故郷の家に2台、同じくケアハウス・セットンの家に1台、大阪市北区社会福祉協議会に2台をそれぞれ贈った。
(2005.05.25 民団新聞)