掲載日 : [2005-06-08] 照会数 : 12013
MBA合格者に奨学金…韓国教育財団(05.06.08)
[ 康さん(右)に奨学金を贈る徐東湖理事長 ]
「ビョクボン基金」初の該当者
財団法人韓国教育財団(徐東湖理事長)が新設した「全米20位圏大学のMBA/Law SchooL課程履修者向け奨学金」の支給該当者に大阪出身の康昇哲氏(29)が選ばれた。同奨学金は徐理事長が財団の基金とは別に一昨年、「ビョクボン基金」の名称のもと個人で創設した。創設以来、受給者が出たのはこれが初めて。
康氏は早稲田大学建築学科を卒業、今年3月には超難関とされる米国UCLAのMBA課程に合格した。財団内部の審査にもパスし、年間250万円の奨学金を授与されることになった。
授与式は2日、駐日韓国大使館で行われた。羅鍾一大使は「在日の模範となる人材になって欲しい」と激励。同奨学金の発案者でもある徐理事長は「あなたに続く多くの後輩が経済・法曹界で在日韓国人の存在感と誇りを示すことを期待する」と祝福した。
同財団の昨年度の奨学金支給額は高校生が626万4000円(58人、各年間10万8000円)、大学生1920万円(64人、各年間30万円)、合わせて2546万4000円となっている。
(2005.06.08 民団新聞)