掲載日 : [2005-06-08] 照会数 : 6737
元在日脱北者招き証言聞く…民団東京研修
【済州道】民団東京本部(李時香団長)の各級幹部本国研修会が済州道で行われ、東京日韓親善協会連合会(保坂三蔵会長)関係者を含む330人が参加した。
5月21日から23日まで3日間の研修期間中、済州道広報大使で俳優の高斗心さんが「済州道の歴史と文化観光」と題して講演、元在日脱北者の金民子(仮名)さんによる証言、韓国人間文化財第45号の李生剛氏による6つの笛による演奏などが行われた。
脱北者の金さんは日本での貧困な生活から「朝鮮に行けば父親の病気を無料で治せる」などの甘言にのせられ「地上の楽園」といううたい文句を信じて北韓に渡ったが、病気を治すことはおろか、知人が餓死したことや在日同胞帰国者が進学・就職するうえでの差別、脱北に成功するまでの苦労などを詳細に語った。
滞在中、李団長は福祉誠金として1000万ウォンを金希宣韓国国会議員らの見守るなか金泰煥済州道知事に手渡した。
(2005.06.08 民団新聞)