掲載日 : [2005-06-08] 照会数 : 8266
南北共同宣言5周年で民団が談話
全民族で実施を…民団、継続努力を表明
6・15南北共同宣言5周年を記念した民族統一大祝祭が14日から17日、平壌で開催される。民団中央本部は5月27日、韓国の駐日特派員と懇談会を開いた席上、同祝祭に関する民団の基本方針とこの間の経緯を説明した。
またこの日、平和統一推進委員会の朴性祐委員長は談話を通じて同祝祭に積極的に参加する意思を改めて表明し、その実現のために継続努力することを明らかにした。談話(要旨)は次の通り。
本団は6・15共同宣言の精神に立脚し、祖国の平和統一を指向する民間次元の運動として同祝祭の趣旨に賛同すると同時に、参与するために積極的に努力してきた。
同祝祭に参与する「日本地域準備委員会」は在日同胞社会を真に代表する本団と朝鮮総連が中心になって構成されるべきであると、数次にわたり朝鮮総連に提議してきた。
これに対し、朝鮮総連からはいまだに納得できるだけの答えがなかった。本団は再度朝鮮総連に対して両団体が自主的に共同代表団を構成し、参与することで在日同胞社会も和合と協力の時代を開くことを対内外に明らかにし、在日同胞の立場から祖国の平和統一に向けて力を結集させる歴史的な契機をつくっていこうと提議した。
しかし、朝鮮総連は一貫して、すでに結成されたとするいわゆる「日本地域準備委員会」の一員としてのみ参加することができるという論理に終始した。このような排他的な論理は、すべての民族がともに参与しなければならない6・15共同宣言の精神にそむくものであり、本団は非常に遺憾に思う。
しかし、本団は「6・15共同宣言5周年民族統一大祝祭」に積極参与する意思があることを繰り返し表明すると同時に、同祝祭が全民族的な次元から実施されるよう継続尽力していくことを対内外に明らかにする。
(2005.06.08 民団新聞)