掲載日 : [2005-06-22] 照会数 : 6358
家族写真で在日史たどる…「トーク&ワークショップ」(05.06.22)
奈良保護者会 30点持ち寄り
【奈良】セピア色の家族写真を通して在日1世の苦難の歴史を振り返る「トーク&ワークショップ」が12日、生駒市コミュニティーセンターで開かれた。
会場のボードには、講師を務めた池田市の皇甫康子さんと主催の奈良・在日外国人保護者会のメンバーが持ち寄った渡航証明や家族の肖像写真など30数枚が展示された。
皇甫さんは貧しいながらも懸命に生きた両親や祖母らの苦難をしのび、「1枚の写真が多くの物語を紡ぎ出してくれる」と語った。
講演の後、同保護者会の李正憲会長は「1世たちの写真は貴重な同胞史になります。写真の収集に協力してもらって会として写真展などを考えてみたい」と述べた。
(2005.06.22 民団新聞)